愛唄

□君に捧ぐ
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君と今までいたことが、まるで嘘のように私の心に温かさはなかった。
私は、アウストレファミリーの麻薬密売現場に少し前にはついていた。
そしてそこで誰にも気付かれずにボンゴレにあだなす敵を粛清するはずだったのに。
そう、この密売は仕組まれていたの。ボンゴレの戦力を少しでも減らす事が、アウストレファミリーの狙い。
ついたそこには麻薬も密売人もいなくて、いたのはアウストレのてだれ数十人。
でも、彼らの作戦は失敗ね。
だってここには私しかいないもの。

「ボス…ッ」

任務は、完了です。もうここに、アウストレはいません。
刺し違えてでも、仕留めたから。
でも、君に会わす顔がないの。たしかに任務は完了したけど、私はボンゴレ幹部にあってはならい醜態を晒してしまっているから。

「ごめんなさい、ボス…ッ!」

どうかどうか、私を忘れて。




君に捧ぐ
(この命を、君とボンゴレに)



2007122
愛唄で20のお題12。
愚かな私は、もういなくなるの。


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