小説
□物語における月蝕
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[序章]
昔々か或いは今か。
それは、月が何かに蝕まれたかの様に、それぞれにそれぞれが欠け堕ちた世界。
それは、世界と世界が繋がりを持つ事を世界に許された世界。
それは、過去でも、未来でも、今でもない世界。
それは、幾つかの世界における、幾つかの物語。
『物語における月蝕』
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