頂き物

□セブン様より
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「君はどうして此処にくるの?」

笹川了平は毎日のように昼休みに此処にくる。
最初はムカついてトンファーで殴ってやったけど最近ではもう諦めて、此処にい
ることを許している。
いや、諦めてじゃない。いつからかわからないけどこの男との時間を僕は楽しみ
にしているんだ。
僕もやきが回ったな。

「雲雀と話したいからに決まっているだろう?極限意味がわからんな」

いやいや。
意味がわからないのはこっちだから。
何、さも当然のように喋ってるの?
それに僕と話したいってどういう意味さ?

「ふ〜ん…。僕と話して何か楽しいの?」
「極限楽しいぞ!!雲雀は楽しくないのか?」
「…さぁ?」

ねぇ、止めてよ。
そんな笑顔で僕を見ないで。
君は太陽なんだから。
僕とはどうしたって、影なんだから。

これ以上、僕の領域(こころ)に入ってこないで。
でないと、僕は君を。


「噛み殺すよ?」


END
 
 

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