◆闇の扉
□【大切な時間】
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フッと時計に目をやれば時計は朝方4時を指していた。
まだ朝には少し早い時間だと思いつつも再び寝る気にはなれなく、
隣で静かな寝息をたてている人物へと視線を向けた。
『ここ』通称、特別課外活動部と呼ばれ二年前
一緒に戦ってきた明彦の元に再び戻る事は予想していなかった。
俺がここに戻ると決めて一番喜んでいたのは明彦だった。
幼少時代からの付き合いでもあり、俺の前だけでは子供のようにハシャイデいた。
戻ってきてからというもの明彦は、毎日のようにつきまとい夜な夜なこうして一緒に寝ることを強要した。
そして今にいたる分けだが
本当に俺も焼きが回ったようだ
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