◇CCFF7
□【嘘か真実か】
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「ジェネシスなんのよう?」
今日は任務が早く終わり、
部屋で寝ている所にジェネシスが来た。
「ふふ。いい話しだ、聞きたいか?」
「…もったいぶらずに言えよ」
「アンジールが女とイチャツイテいたそうだ」
「ふ〜ん…って、え!!」
「自分の目で確かめて来たらどうだ?」
「で、でも……場所は?」
「神羅カンパニーの入口の所にいる」
ザックスはジェネシスを部屋に残し今までにないくらい走った。
神羅カンパニーの入口付近に行くと、
ジェネシスの言っていたようにアンジールは女の人と楽しそうに会話している。
「う、嘘だ」
アンジールがあんなにも楽しそうにしている姿など見たことがない。
「嘘じゃないさ。ちゃんとよく見ろ」
顔を反らしていたザックスの顔をアンジールが見えるように固定する。
「っ…」
アンジールは自分からその女の人に話し掛けている。
別にアンジールが女の人と楽しそうに話してたって関係無い。
関係無いはずなのに……胸が苦しくなるのは何故?
ジェネシスは掴んでいた手に冷たいものが触れる事に気がつき
ザックスの顔を覗き込んだ。
「ふっ…もう離せ…よ」
ジェネシスはザックスの手を掴み部屋へと連れて行こうとしたその時、
アンジールと目があったジェネシスは、
不敵な笑みを浮かべザックスを連れて行った。
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