◇CCFF7

□【嘘か本当か【番外編】
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俺はアンジールの部屋を後にした後、
部屋の外で待っていたセフィロスの部屋で酒を飲む事となった。


セフィロスの部屋はシンプルだ。

少ないながらにも気品があるのは、さすがは英雄というべきだろうか。



セフィロスはワイン倉庫から顔を出した。






「ジェネシス、なにを飲むんだ?」





「俺は赤ワインでいい」





セフィロスは冷蔵庫から軽く摘まめる食べ物を出し、テーブルへと置いた。




ジェネシスはどことなく少し落ち込んでいるようにもとれ、
なるべく自然な様に隣に腰かけた。





「あいつの事が好きだったのか?」




ジェネシスは動揺していた。




「なんの事か分から…」





「ザックスの事だ」





セフィロスの真剣な眼差しに、ジェネシスは降参した。




「自分でもよく分からない…」




「じゃあ何故悲しい顔をするんだ?」





「そんな顔してな…」




「嘘をつくな。してるだろう」



セフィロスはジェネシスの顔を優しく包み込んで目線を合わせた。











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