機動捜査隊(頂きもの)

□寝起き
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充電が完了し目を覚ましたものの、まだ秋葉は現実と夢の合間をさ迷う。
要するに寝惚けているのだがこんなときの彼は素直に甘えを表現してくれる。
まるで猫のように梶原の胸に額をすりよせごろごろと甘えてくる秋葉の身体は充分に睡眠が取れた証拠に体温が上がっていて温かい。

秋葉が甘えてくること、少しは眠れたであろうこと。
そんな些細なことが嬉しいと、幸せに浸る梶原が抱き締める腕に力をこめたその瞬間。
「いてっ」
梶原が声を上げた。

完全に目が覚めたらしい秋葉が梶原の顎に噛みついて腕をすり抜けベッドを出ていった。
「いってぇ〜、秋葉さんひどいよ」
「…お前、うっとおしい」

「もぅ〜野良猫じゃないんだから…」
尚も続く梶原の抗議を黙殺しキッチンへ向かう秋葉の顔が綻んでいたことを、梶原は知らない。

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