職員通用口

□弱点(秋×梶)
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服を着替えようと、秋葉がネクタイを外してワイシャツのボタンを上から3つまで外した所で。
不意に、梶原に後ろから抱き締められた。
「着替えたいんだ……離せよ」
梶原は不機嫌な秋葉の抗議には耳を貸さず、その首筋に唇を寄せた。
茶色の髪が秋葉の頬をくすぐる。
「………っ梶、原……っ」
鎖骨から少し上がった、その場所を。
舌先で舐められる。
秋葉は思わず声を上げてしまった。
「離せ……っ」
梶原は、その一箇所だけをくすぐるように攻撃してくる。
秋葉の両腕には一気に鳥肌がたち、ほんの数秒で息が弾んだ。
膝に力が入らなくなり、がくりと身体が床に崩れ落ちようとするのを、梶原は更に強く抱き締める。
「ここ、弱いんですよね?」
梶原は、自分の腕に縋り付いてくる秋葉の耳元で囁いた。
「お前、なぁっ」
梶原を睨み付けるその瞳は既に濡れていて。
「だってこうでもしないと、秋葉さん」
梶原は秋葉の肩口に顔を埋めて囁く。
「………してくんないし」
切羽詰った、だが拗ねた様子の物言いに秋葉はついつい苦笑してしまった。
「笑い事じゃないです!!」
更にいじけたトーンになった梶原の腕の中で、身体の向きを変えた秋葉が口付けてきた。
「………ガキ」
「秋葉さん……しよ?」

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