捜査共助課(短編小説)1〜30話

□柴犬と野良猫
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俺は多分、呪文を間違えてしまったんだ。
ただ、笑って欲しかっただけなのに。
自分の隣にあの人がいない。
「大丈夫」
いつも背中を押してくれるあの人がいない。
それがこんなに心細いとは思わなかった。
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