散らし文

□散らし文
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「命の行方」

こんなにも
足掻き続けて
それでも
生きようとする

命を愛しく思う瞬間が
確かにあるから

何度春を数えても
何度季節を見送っても
消せない痛みさえ

今は、柔らかく受け入れて

ほんの少しでも
微笑んでくれたなら


それだけでいいのに
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