駄文

□雨
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――ポツ、ポツ…

外は雨のようだ。雨音だけが,静かな俺の部屋に響く。

「総悟、ちょっといいか?」

襖の向こうから近藤さんの声がした。
自室でぼぉっとしていた俺は、立ち上がり、襖を開け、近藤さんの元へ行った。

「何ですかィ、近藤さん」

「トシが見回りに行ってるんだが、雨が降りだしたから帰って来れないと思うんだ。だから迎えに行ってやってくれないか?」

「はぁ…分かりやした」

「悪ぃな、それじゃあ頼んだぞ」

そして俺は傘を1本だけ持って、真選組屯所をでた。




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