駄文

□ずっと、ずっと
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今日で今年も終わり。
今年もあっという間に過ぎて行った。
今年は土方さんとの時間が多かったから余計に早く感じるのだろうか。



『みんなー!来年もよろしくなぁ!!』



完全に酔った近藤さんと隊士達の声が少し遠くに聞こえる。

俺は近藤さん達の部屋の隣の部屋に居る。
流石の俺でも酔っ払った近藤さん達には着いて行けない。
酒も勧められたが少量しか飲んでいない。
土方さんに止められたもんだから。
土方さんも少量しか飲んでないらしい。
流石、生真面目な奴だ。


「総悟」


こたつに入り、テレビを見ながらぼーっとしている俺の耳に聞き慣れた声が聞こえた。


「なんですかィ?」


その声の主の方に目をやり返事をした。


「特に用は無いんだが…やっぱ、年越しもお前と過ごしたいなぁって思って」


少し恥ずかしそうにし、目線をそらしながら言った。


「全く…土方さんは俺がいないと駄目ですもんねィ」


内心とても嬉しくて仕方なかったけど、素直になれない俺はこんな風にしか答えられなかった。





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