-戯言-

□囁き愛歌
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【蒼】は私達の【絶対真理】



君は【蒼】が好き。
私も【蒼】が好き。

私は【君】が好き。




「んんー、君が来るなんて、仕事の催促以外考えられないね。きっしー」



私はパソコンに目を向けたまま、背後に立っている青年に声をかけた。



「ああ。【暴君】が、例の情報を御所望だ」

青年も、部屋へ入ろうとはせずに、入り口に立ったままで話している。






うん、いい心掛けだ。きっしー。
私の今いる部屋は、パソコンの機器やら何やらで足の踏み場もないのだ。
無闇に入られて機器を壊されたら困る、て言うか怒る。
般若の如く。









「ん、これだよ。すっごい骨が折れたんだから!」


と、愚痴の一つにでも付き合ってもらおうと部屋を出て初めてきっしーの『それ』に気付いた。



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