-復活-

□そうして今日も
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「いたた…ひどいなぁ、七子チャン。照れ隠し?」

やだーすごい前向き、引くわー。
アンタが嫌だとかマイナス方向で考えろ。

白蘭様のセクハラに堪えながら、お茶とマシュマロを出す。
同時に扉が開いた。



「あ、γ隊長」
報告書を持ってきたのであろうγ隊長が入ってきた。

「姫、報告書です」
礼儀正しく、折目正しく、ユニ様に報告書を提出する。
私はγ隊長のこう言う態度にだけは好感を持っている。


「お疲れ様、γ。
七子、γにもお茶煎れてあげてくれる?」
「はい、ユニ様」
私は早速お茶を煎れる。
「おお、サンキュ」
「いえ」
γ隊長にもお茶を出し、面倒臭いことにならないうちに下がろうとする。

「待ってよ、七子チャン」
ぐい、と腕を引かれた。
いきなりの行動に私はバランスを崩し、白蘭様の膝に座る形となる。


「わぁああああああっ」
私は真っ赤になって白蘭様から逃げる。
白蘭様は残念そうに笑った。


「折角おいしかったのにナー」
「ふざけないで下さい、白蘭」
「本当にな。さっさと帰れ、そして二度と来るな」

ユニ様とγ隊長が白蘭様に詰め寄る。何ていい人達。



「七子は俺のだ」


γぁああああああ!
折角株上がったのに、台無しだよ!




「γまで何を言っているのかしら」


流石ユニ様、貴方だけは私の味方!





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