-other-
□過去拍手
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―骸ギャグ甘夢―
※骸の歌を知らない方は分からないかも知れません。
キャラソンネタです、ごめんなさい。
「骸。勝手に携帯の着メロ変えるのお願いだから止めてくれないかな。ぶっちゃけウザい」
ずい、と私は骸の前に携帯を突き出す。
私の御立腹の原因は、まごうことなくこの携帯の着メロにある。
私は、お気に入りのアーティストの着メロにしていたのに、彼、………不本意ながら私の彼氏である六道骸。
顔は恐ろしい程に端正、美しい顔をしているのに、その性格はまたぶっ飛んでいた。
まあ、優しいし、恰好良いし、性格も変態さえなければ素敵なのだが。
話が逸れた。
兎にも角にも、その彼が着メロを変えたに違いない。
メロディとして入れてすらいなかった彼の歌の着メロになっているのだ。
幸いにも、学校で鳴ってしまうことはなかったが、帰りマナーモードを解除してメールを受信したら、いきなり私の携帯が「クフフ クフフ クフフのフー」とか言うではないか。
一瞬、携帯すらも私を見捨て、骸の声真似する様になったのかと非現実的な考えに苛まれてしまった。
「クフフ、いいじゃないですか。一種の宣伝ですよ」
「それに私を利用しないで」
骸はニコニコ笑ったまま、謝りも、苦笑することもなかった。
「…………骸、何で私の携帯の着メロ勝手に変えたの」
溜息混じりに尋ねれば、骸は満面の笑みで言った。
「メールが来る度、電話が来る度、僕の声を聞いて、僕を思って欲しかったんですよ」
そんなことを愛しい恋しい彼氏殿に言われて、嬉しくならない彼女なんていないんじゃないだろうか。
この日以来、骸のメール着信音も、電話の着信音も、全部骸の歌になったのは言うまでもない。
END
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すごい微妙ですみません。
第二期拍手お礼でした。