テイルズオブジアビス
□こんなにも思ってしまうなんて!
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「夜がもっと長ければいいのに」
ルークは自分のベットに潜り込みながら独り言のようにボソッと呟いた。
隣に寄り添う様に寝ているガイはぐるりとルークの方へと体を向けて、まじまじとルークの顔を見た。
「なんだよ」
「この間までは朝が長ければいいって言ってたよな?」
「…うん、でも今は夜がいい」
「怖い夢見る〜って俺を呼び出すくらい怖いのにがてなのにか?」
ガイは茶化すようにルークに言った。ルークは顔を赤くしてガイを睨み、ぷいっとガイに背を向けた。
「ガイなんて嫌いだ」
「先程の言葉気に障ったのなら謝りますよルーク様」
ワザト「様」を強調して言った。
「嫌な奴なのに…なんかドキドキしてムカつくのに…」
か細い声でルークは言った
「隣にいないと…もっと嫌だ…」