テイルズオブジアビス
□聖なる
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ファブレ公爵帝でクリスマスパーティーが開かれた。
ルークがクリスマスに心踊らせながら廊下を歩いていると、キッチンの方から香ばしい香がした。
ルークは頭半分を扉の隙間から覗かせ、キッチンを見た。
(ガイと…メイド?)
いつもならガイはメイドと一緒にいないはず。たとえいたくてもまだ完治していない女性恐怖症であまり近づけないはず。
「あなたは本当待てない人ですね」
「!!!!?ジェード!」
ルークがぐるぐる頭を悩ませてるとジェイドが後ろから突っ掛かるようにルークに声をかけた。
ジェイドはいつものように何かを企んでいる顔をしていた。ルークはその顔をみて少しムカッときた。
「なんだよ俺だって待つくらいできるっつーの!!」
「そうですか?今も料理が待ち遠しいので見に来たのではないですか?」
「!!!!ちっ!ちっげーよ!!」
これは本当だ。ルークは料理が欲しくて覗いたわけではなかった。
「やれやれ、それでもよろしいですが、ガイは今あなたの為に料理を作ってるんですから大人しくしていなさい」
ジェイドは子供に言うようにルークに言った。
「わかってるっつーの!!」
「それならいいですが。あなたが考えていることは杞憂にすぎません、これ以上ガイにノロケられてもこまりますからね」
「??」
ルークはハテナマークを浮かべながらとジェイドその場から立ち下がった。