テイルズオブジアビス
□向日葵の見える丘で
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―たりー暑い〜
そう言いながらルークは首にかけてあるタオルで顔の汗を拭った。
部屋の中ではあるが、気温は果てしなく高い。
室内、というのもあるのかもしれないが。ルークは外を眺めていた。何を眺めるわけでもなく、ただただ、見ていた。
「夏…かぁ…暑いな〜やっぱし」
ルークはベットに倒れこみ、クーラーをつけた。
「こんだけ暑いんだ、別にいーよ
な、つけたって文句ねーよな」
ルークは ある男に習って、エコを少し気にしていたのっあった。
「アイツ、いつもエコを少し気にして生活しろって、うるせーっつーの、大体エコなんてなんだよ」
ルークはまだ事実上二年しか生きてない。説明されたとこで全く分からなかった。
「おせっかいめ」
「俺のこと?」
窓から聞き慣れた声が聞こえてきた。
びっくりして飛び起き、窓を見た。
―見慣れた顔があった
「ガイ…」
久しぶりに見た気になってる相手の顔。
もっとも、ルークは自分がガイを気にしていることには気付いていないが。
「わり、久しぶりだな。色々話が長引いて」
ガイはルークの使用人なので、ルーク絡みのことをいつもほぼ全部こなしている。
今回は、勉強の第二段階の打ち合わせだった。
ヤボ用も少々あったが、多少無理をしガイはルークの為早く帰って来た。
ガイはルークが凄い好きである。