ﾃｲﾙｽﾞｵﾌﾞｼﾞｱﾋﾞｽ
□消すもの
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「全てを掻き消す」
沈黙を破ったのはジェイドだった。
「なんだジェイド？本の内容か？」
「いえ…ただ、思っただけです」
「ふーん…あ、ジェイドちょっと外行かねぇ？」
ジェイドはルークの方を向き、
「…………お断りします」
と言って目線を本に戻した。
「なんで？」
「そんなアヒル口をして、不満そうにしても無駄ですよ」
「………じゃーいいっつーの！ジェイドなんか知らねぇ！！」
ルークは椅子の上で体育座りをしていじけた。
ジェイドはやれやれ、といった風に本を閉じた。
「ルーク」
「……なんだよ」
「明日なら別に構いませんよ」
「………ふん！明日もやっぱり断る、なんて言ったら怒るからな！！」
「はいはい」
ルークは怒りながらも、声に怒気が感じられなかった。
「本当に雨嫌いなんだな、ジェイド」
ジェイドは一拍おいた。
「えぇ、全てを掻き消すものは嫌いですから」
「意味わかんねぇーっつーの」
（言葉も姿も涙も全て掻き消すものいりません）
††††
雨が嫌いなジェイド。
でも雨はイイアイテムですよね☆
透ける服、髪から滴る水滴！！
へへ、楽しいです＼＾o＾／このネタ使える！！