テイルズオブジアビス

□これからどうする?
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帰る途中、偶然にもガイとすれ違った。

「あ、君ルークは起きてる?」

ガイはメイドと少し距離をおき、聴いた

「はい、今日は雨の音のせいか、早起きでしたわ」

「ありがとう」

「いえ♪」

いつも以上に上機嫌なメイドに疑問を持ちながらも、ガイはルークの部屋へ向かった。


「ルーク、入るぞ?」

ガイは言いながらドアを開けた。

「まっ…返事してねーっつーの」

「怒るなって、暇だったか?」

ガイはルークの綺麗な長い髪を撫でながら、ルークの耳元で囁く。
ルークは心地よいが、恥ずかしそうに身を捩りながら話す。

「んっ…まぁ、暇だった。メイドのやつが でーと っつーの教えてくれた」

「………………は!?」

ガイはルークの思いもよらない言葉
に青ざめた。

「デート…?」

「あぁ、それが…」

―ぼふっ!

ガイは力任せにルークをベットに倒
した。

「ガイ?」

ルークは初めてすぎるガイの行動に戸惑いを隠せなかった。

「…悪い…ルーク」

「なんだよ…ガ―んー!!?」

ガイは勢い良くルークの唇を奪った。ルークは息ができずもがいていた。

「……くっ…くるしーっつーの!!」

「ルーク好きだ」

「はぁぁぁぁ!?」

直球な告白にびっくりする間もなく強く抱き締められる。

「悪い、醜い嫉妬だ…」

「ガイ?」

「いいか、ルーク、デートは好きな奴としかしちゃならないんだ」

「がい?」

「俺以外とするなよ…」

「うん」

ルークは顔を真っ赤にして呟いた。

「で…これから…どうする?」

「え?」

ガイはルークの上にまたがったままだった。

「じゃぁ…」

ルークは真っ赤になりながら言った

「眠い」

「え?」

ガイはそんな言葉が出るとは思わ
ず、すっ頓狂な声をあげてしまった。

「ガイ、重いから早くどけよ、ガイ」

「あ…あぁ…ルーク…」

ガイはムードがないと思いつつ、これならメイドも手を出すのを止めるだろうと、思っていた

「これからも、ずっと一緒だ、ルーク」

「ん…」

ルークは安心して目を閉じた。

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