テイルズオブジアビス
□向日葵の見える丘で
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「ったく、まじ暇だっつーの、どーせまたメイドと遊んで来たんだろ?エロガイ」
「あーのーでーすーね、ルーク様?私は暇ではないんです」
「っ…」
2人のときに様付けをして呼ぶのは大概怒ってるとき。
「っせーよ!二日もこないで!何やってたんだっつーの!使用人失格だぜ、ったく」
ルークはそんなガイの変化についていけず、おもわずつっかかってしま
う。
「それは残念です、では今日でクビですか?」
「っっっ…!そーゆーこと言ってんじゃねーっ…ぅっ…つー…のっ…」
やはり中身は2歳、まだまだ子供である。だんだん涙目になった
ガイは少し楽しみながら、ルークを抱き締めた。
「嘘だよ、ルーク、ルークの嫉妬が少し可愛いくて、苛めちまった」
「……うぜー」
「そーゆーなって、しかも、ただぼーっと、打ち合わせで二日も部屋をあけていたわけじゃねーぜ」
「?」
ルークは泣くのをやめ、今度はキョトンとした顔を見せた。
ガイは ころころ表情が変わって可愛い と思っていた。
「ガイ?なんで」
「ルーク、屋敷から出れないだろ?」
「うん…」
「ちょっと待ってろ」
ガイは駆け足でルークの部屋を後にした。