「日誌撰集」

□自立
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一、独立の気なき者は、必ず人に依頼す。
一、人に依頼する者は、必ず人を恐る。
一、人を恐るる者は、必ず人にへつらう。
――福沢諭吉



最近の課題は、「自立」です。

現代は不透明な時代とよく言われます。
どのような職場に勤務していても、雇用の安定は保障されていません。
それが将来の不安に結び付いています。
管理者もその不安を抱く一人です。

また、経済状況に対する不安は、富裕層にもあるのではないでしょうか。
リーマンショックやGMの破綻を見るとどんな巨大な企業でも破綻の危機があり、現在富裕てあっても、その地位は保障されていません。
その不安感が富裕層における富の過剰蓄積傾向とそのための“搾取”に走らせている面もあろうと思います。

そこで、社会のセーフティネットが問題となります。
現在の社会保障制度の問題はありありとしています。
けれども、その改善策は見えてきません。
信用できない官僚にはまかせられません。
とはいえ、一般市民が自ら連帯して自主的に社会保障制度を作り上げることも期待できません。

連帯と言えば、昨年末の「年越し派遣村」が記憶に新しいところです。
しかし、それも一過性のものに過ぎませんでした。
しかも、最終的には行政に依存して解決を図ったのですから。
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