さっさと終わらんやろか…。

長ったらしい式目に、忍足はウンザリしていた。

高校生としての、心構えとか、夢とか、希望とか――どうでもいいわ。

座り心地の悪い椅子。
静まり返った、講堂。
ヒソヒソ声。



チラと見ると、式目は延々とある。

ハァー。溜息を吐いて、忍足は腕を組み、目を閉じた。

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