二次創作駄文

□夜空
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隣りにはアニキがいて、肩にはブータ。
いつもの当たり前な位置。
それがどんどん変わっていった。

空が見えて自分のいた世界が広がったように、自分の周りには人が増えていった。

ふと、皆を見ていると思い出す。
ジーハ村にいた頃はどうだったかなって。
でも、よく思い出せなかった。

「よぉ、シモン。何見てんだ」
「アニキ…。星きれいだよね」
「お前も飽きねぇな〜」
「そういうアニキだってよく見てるじゃないか」
「そりゃ、いつかあそこに行くんだからな」
「はは。行けたらもっと色んな世界が見れるんだろうね」
「あぁ!!絶対に見るんだからな」


何だかとんでもないことを言っている気はするけど、アニキが言うなら絶対に行ける。
そして、また俺の世界を広げてくれるんだ。

後ろは見る必要はない。先だけ見続けて進み続ければいい。
アニキを信じて俺は進んで行く。
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