外伝の話
□四話。
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部屋に着いたかと思えば
直ぐ様、##NAME1##の腕を引き
「##NAME1##、##NAME1##っ!色々案内してやンよっ、行こっ!」
今まで黙って歩いていたのが嘘かの様に声を上げ
外へと連れて行こうとする猿、と
「えぁ・・・」
その猿の勢いに戸惑う##NAME1##。
「天ちゃんとか、捲兄ちゃんの処とかっ!」
「なんであいつらが出てくる」
「だって2人にも教えてやんなきゃだろっ!##NAME1##だって逢いてーだろ?」
「は・・・え、あ・・・」
なぁなぁ、と
##NAME1##に同意を求める猿。
逢いてぇだ言ったところで
判るわけがねぇだろ
そいつはあいつ等の事知らねぇんだ
「あ、ナタクにも教えてやんなきゃ」
思い出したかの様に
また1人、名を上げ
「皆、俺の友達なんだっ」
―――そう幸せそうに口走り、笑う。
・・・逢えるだろうか。
逢うべき、だろうか。
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