ナルト短編
□砂の里へ
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―アカデミー前―
「「遅い。」」
「・・・あのウスラトンカチ。」
「一体何時間待てばいいのよ!!!」
「サクラちゃん、サスケ。俺ってばいい方法思いついたってばよ!!(一回ぐらいは制裁しねぇとな。こう何時間も待つ身になれってんだ!だいだい上司をまたすなよな!!・・・この気配は。)」
ナルトの周りというより、三人の周辺の空気が異様に下がる。
「何か思いついたの?聞かせて?」
「あのさあのさいつもは口で言うだけだったじゃん?オレらってさ。」
「そう言われればそうね。。」
「ああ。」
「だからさこれからは+αを付け足さない?」
「いいけど、例えば?」
「・・・術はどうだ?」
「いいわね。あとは起爆札付きクナイとか?」
「俺ってば痺れ薬がついたクナイがいいってば。」
「おい、おまえら!」
「「「??」」」
「シカマル!?」
「それにキバまで。何でここにいるの?」
「やっぱな。今日から四班合同任務なんだよ。」
「「「何!?」」」
「アスマが絶対知らないはずだからってな。だから知らせに来たんだよ。」
「来て正解だったな。」
「もう!!いい加減にしてよ!!」
「まったくだな。」
「ありがとだってば、シカマル、キバ。(合同とは聞いてなかったな。任務一つ追加だな。)」
「いいってことよ。」
「ああ。とりあえずもう全員揃ってるはずだから行くぞ。」
「「ああ/ええ。」」
―タタタタタ
「あ、やっと来た!!」
「遅れてごめん!」
「ごめんだってば。カカシ先生が知らせてくれなくて。」
「ナルトたちのせいじゃないさ。」
「そうよ。いつも大変ね?」
「アスマ先生、紅先生。」
「すいません。毎度のこととはいえ。」
「いいのよ。カカシの遅刻ぐせは死んでも治らないわ。」
「ああ。そういうことだ。で、任務内容だがこれから砂へ行く。あちらとの合同任務だ。ガイ班とは現地で合流だ。時間もないから出発するぞ。」
「「「はい。」」」
―シュッ